人事制度 / 役割型人事制度
役割型人事制度
労務相談顧問のご契約に含まれている人事制度で、追加の料金はかかりません(社員のスマートフォンでお使いいただくには、人数分の社員アカウントが必要です)。役割を定義し、評価と報酬の基準を定め、経営者の判断基準を役割ごとの指令書に書き出して、社員のスマートフォンへ毎日届けます。社員50人までの会社のために作りました。
人事の問題が起きてから対処する制度ではありません。問題が生まれる場所そのものを、会社の仕組みから取り除きます。
※ご案内用の見本画面です。実際にお使いになる画面には、「労務相談顧問アプリ」ではなく、貴社の会社名と、貴社がお決めになった名前(例:人事管理システム)が表示されます。
研究の土台
役割型人事制度は、当事務所の代表が、人事と労務の実務の中で考え続けてきた人事制度を、アプリの画面で動く形にしたものです。
その土台には、組織工学と経営学の13の理論があります。思いつきで組んだ制度ではありません。
構成要素
人事制度は、ザ・システムとザ・プログラムの2つで構成されています。ザ・システムは制度そのもの、ザ・プログラムはその制度を動かす原動力です。役割型人事制度では、この2つがアプリの画面としてそろっています。
| ザ・システム 役割の定義 | 役割定義書・職務定義書・KPI・コンピテンシー・円環型組織図 |
|---|---|
| ザ・システム 評価の基準 | 評価シート(未習・補助・習得・自立・指導の5段階) |
| ザ・システム 報酬のルール | 賃金基準・役割別賃金表・昇給基準・賞与率基準・給与改定表・賞与計算表 |
| ザ・プログラム 思考・判断のルール(5つ) | 経営理念/優先順位/行動の2大原則/ノー・エクスキューズ・ポリシー/重大インシデント予防 |
| ザ・プログラム 行動・手順のルール(4つ) | ルーチン・アクション/始業前チェックリスト/IF-THENアクション/終業報告 |
役割ごとの指令書は、社員のスマートフォンに届きます。経営者の指示は全社員に直接伝わり、全社員の終業報告は、管理職を通さずに経営者へ直接上がります。
等級のない役割型人事制度
近年、役割等級制度を取り入れる会社が増えています。役割等級制度は、役割の大きさに応じて等級を定め、等級ごとに処遇を決める人事制度です。当事務所の役割型人事制度は、そこから「等級」という序列を外し、すべての役割を経営者のもとに上下なく並べます。役割は職責の違いであって、序列ではありません。

01
権威勾配の解消
上下関係の厳しい組織では、上司への遠慮から小さな異常が報告されず、問題が深刻になってから表に出ます。航空業界の事故研究が明らかにしてきたこの構造を、役割の間に上下を置かないことで、組織の設計から取り除きます。
02
判断伝達の迅速化
等級を減らすことにより、組織の神経伝達速度は上がります。役割型人事制度は、等級そのものを置きません。経営者の指令書と社員の終業報告は、管理職を通さず、経営者と全社員の間を直接行き来します。
03
ピーターの法則の回避
序列のための昇進がないため、現場の優秀な人材が、給与を上げるために管理職にならざるを得ないという状況から解放されます。
人事問題が生じない理由
- 01
利害の対立
雇う側と雇われる側は、利害が正面からぶつかる関係です。
雇う側は、少ない費用で多くの成果を求めます。雇われる側は、少ない労力で多くの給料と安定を求めます。一方が得をすれば、もう一方が損をします。赤の他人どうしであれば、利害は無関係であるだけですが、雇用の関係だけは、利害が真っ向から対立します。
社員の頭の中は、家のことや家族のことでいっぱいで、会社の利益はほとんど入っていません。これを責めることはできません。経営者ご自身も、雇われていた頃は同じだったはずです。ですから、社員が反感を持つのは当然です。人柄ではなく、関係の仕組みがそうさせています。
- 02
利益での一致
向きをそろえられるのは、会社の利益の一点だけです。
社員が、いまより多くの給料をもらい、いまより楽に働ける方法は、会社が利益を上げること以外にありません。ここだけが、経営者と社員の利害が重なる場所です。
売上を目標にすると、貢献できるのは一部の役割だけです。利益を目標にすれば、経費を減らすことで、どの役割も貢献できます。控え室で指示を待つ1時間も費用です。その1時間にチラシを配れば、利益にも宣伝にもつながります。そのため、これを「全員利益最大化」と呼んでいます。
- 03
立ち位置の転換
全員マーケティングが、社員の立ち位置を会社の側へ変えます。
工場で機械を組み立てる人は、会社の側に立って仕事をしているとは限りません。しかし、お客様に自社の商品を勧める人は、外から見ても本人から見ても、会社の側に立っています。これを繰り返すうちに、「会社の理念と利益のために働く自分」という気持ちが育っていきます。
- 04
曖昧さの排除
指示から曖昧さをなくします。
経営理念、優先順位の定義、役割ごとの指令書によって、何をどうすればよいかを明文化します。
ここまで整えると、いま起きている人事の問題が解決に向かうだけでなく、同じ問題が生まれる場所そのものがなくなります。
エンジンの入った人事制度
一般的な人事制度を車にたとえると、等級、組織図、賃金表は車体にあたります。頑丈でなければなりませんが、それだけでは1ミリも動きません。多くの会社では、エンジンのない車体だけが納車され、経営者が後ろから手で押しています。
役割型人事制度には、エンジンが入っています。役割ごとの指令書(ザ・プログラム)です。社員のスマートフォンに毎日届き、経営者の判断基準を行動に変えます。
燃料は、昇給や良い提案への報酬などのインセンティブです。燃料を、いつ、いくら、誰に入れるかは、運転する経営者が決めます。
人事制度の多くは、車体だけを納めます。
- 車体ザ・システム役割定義書・評価シート・給与改定表。器であって、これだけでは1ミリも動きません。
- エンジンザ・プログラム役割ごとの指令書。社員のスマートフォンに毎日届き、行動に変えます。
- 燃料インセンティブ良い提案への報酬と、昇給。エンジンの回転を上げます。
役割型人事制度は、エンジンまで納めます。燃料は、経営者が入れます。
搭載しない機能
役割型人事制度は、アプリの画面で動く人事制度です。そのため、画面の外でしか行えない仕事は含まれていません。あらかじめお伝えしておきます。
- 評価を、何か月ごとに回すかの設計
- 良い提案に、その場で報いる報酬の設計と手渡し
- 社員の独立を支える、会社と人との同盟(アライアンス)の設計
- 経営理念、優先順位、賃金の額を、経営者の頭の中から取り出す仕事
これらは、アプリの画面の外の仕事です。アプリは、時計をつくる道具です。何時を指すべきかは、経営者と、その傍らに立つ人にしか決められません。
数値で見る制度
208業種・34,658件
職務定義書の例文(マスターライブラリ・2026年8月25日現在)
14分類
制度の典拠となる参照法令と公的基準
13の理論
制度を支える理論(組織工学と経営学)
10の役割
サンプルの会社に組み上げた役割(職務126件・手順56件・評価項目268件)
サービス
役割型人事制度は、労務相談顧問のご契約に含まれており、お支払いの完了後すぐにお使いいただけます。構築の方法は2つあり、違いは「誰が構築するか」です。
労務相談顧問アプリ
労務相談顧問アプリに備わった機能で、経営者ご自身の手で貴社の人事制度を構築できます。料金は労務相談顧問の料金に含まれます。社員のスマートフォンでお使いいただくには、人数分の社員アカウントが必要です。208業種分の例文から選び、自社の言葉と数字に書き換えて、役割ごとに社員のスマートフォンへ配信できます。
人事制度セットアップ
貴社の役割、ザ・プログラム、評価と報酬を、当事務所がアプリの中に組み上げてお渡しします。基本、フル、人事評価、ザ・プログラムの4つの種類があります。労務相談顧問の年間会員のお客様に限りお引き受けします(別途料金)。
まずは労務相談顧問アプリ(サンプル)で、実際の画面をお試しください。ご納得いただけましたら労務相談顧問をお申し込みいただき、お支払いの完了後すぐに、人事制度の機能をお使いいただけます。構築を当事務所にお任せになりたい場合は、人事制度セットアップをお申し込みください。人事制度の機能は労務相談顧問アプリのページで、4つの種類の内容と料金は人事制度セットアップのページで、それぞれご紹介しています。
労務相談顧問アプリ(サンプル)
労務相談顧問アプリ(サンプル)では、役割型人事制度を、1社分まるごと組み上げた画面を公開しています。役割定義書、評価シート、賃金表、役割ごとの指令書が、どのような形で出来上がるのか。言葉でご説明するより、実物をご覧いただくほうが早いと考えています。ログインは不要です。
優先順位定義の画面(ザ・プログラムの思考・判断のルール)

サンプル・お申込み・お問い合わせ
架空の会社のデータで動く「労務相談顧問アプリ(サンプル)」を公開しています。ログインせずに、実際の画面をご覧いただけます。労務相談顧問のお申込みは、3分ほどで完了します。ご不明な点は、メールでお問い合わせください。